インプラントと骨再生
お久しぶりです、勤務医安田篤史です。
ここ数日で季節が一歩前に進んだようで大分涼しく、すごしやすくなりましたね。
さて、先週土曜日から今週にかけてインプラントオペが続きました。
土曜日の患者さんは長年の高血圧で術中血圧がバンバン上がり、神経を使う
オペでした。しかし、麻酔医の先生に患者さんの体調管理をしてもらい
無事オペ成功。ちょっと触っただけで痛かった歯を鎮静麻酔で寝ている間に抜歯し
いい位置にインプラントを埋入することができました。
痛くて眠れなかった日々から解放されたのではないでしょうか。
月曜日は骨が少ない患者さんのインプラントオペを行いました。
左上の奥歯あたりは顎骨の下に上顎洞という空洞があるのですが、そこに
骨の補填剤をつめて骨を足す手術です。
こちらが約半年前のCT写真。
白い部分(骨)がほとんどなくてインプラントができる状態ではありませんでした。
まずそこに骨になる素材を詰め込み、患者さんの血液から採取した血清から作った
膜をはり、骨ができるのを待ってから今回のソケットリフト(空洞に骨を埋め込む
手術です。こちらがそのCT写真。
骨がドーム状に盛り上がり、密に詰まっています。
完璧な手術ですね!
あとはインプラントが骨に結合するのを待つばかり。
早くインプラントの歯が入ってしっかりお食事できるようになるといいですね!