時代はメタルフリー
こんにちは。歯科医師の安田麗子です。
先日、研修会で江坂に行ってきました。
今回の内容は、レイヤリングテクニックを用いた歯冠修復
(歯にプラスチックを綺麗に詰める方法)です。
現在歯科保険治療で主に使用されている金銀パラジウム合金、
いわゆる「銀の詰め物」は 非常に使い勝手の良い金属として長年
歯科治療に用いられてきましたが、
金属アレルギーの可能性や天然歯との硬度の違い、
歯茎への影響、見た目の非審美性など問題点も多々あげられ、
金属を使用しないメタルフリー治療へと移行してきています。
特に女性は審美的な点で銀の詰め物を敬遠する方が
増えているようです。
笑った時に銀の詰め物が見えるとすごく不自然ですよね(汗)
当医院ではセレック・オールセラミック修復や
ジルコニアといったかぶせ物を扱っていますが、
最近ではプラスチックの詰め物も進化して、グラディアといった
着色しにくく、天然の歯のエナメル質に近い透明感のある
審美的なものが出ています。
こちらもリーズナブルでおまけに簡単にできるので
ニーズが多いです。
グラディア充填は歯のメイクアップみたいなもの。
術者のセンスによるものが大きいので、
常に技術を磨く必要があると思います。
昔は金歯を前歯に入れるのがステータスな時代もあったそうで、
院長が若い頃は白い歯を入れると「こんなの綺麗すぎて嫌だ、
金歯にしてくれ!」と文句を
言われたそうですが・・・変われば変わるものですね(笑)
投稿日:2014年4月14日 カテゴリー:ブログ