季節的な歯周炎
勤務医 安田篤史です。
梅雨まっただ中、暑いし湿度は高いわでとても不快な気候ですよね。
この季節は「親知らずの痛み(智歯周囲炎)」や「歯ぐきの腫れ・痛み」
で来院される患者さんが増える傾向にあります。
実は私も親知らずに泣かされた患者の一人なのですが、自分が大学で
研修医だった時に知り合いの口腔外科の先生が
「梅雨に入ってから智歯周囲炎の患者さんが増えて、親知らずの
抜歯ばかりしているなぁ~」
と言っていたのを思い出します。学術的には何の根拠もないのですが、
確かに梅雨は智歯周囲炎が多い!
歯の痛みの原因は細菌感染です。季節の変わり目は体調管理が難しく、
体の免疫力が低下するため、その結果 細菌が増殖し、症状が悪化する
事は大いに考えられます。しかしそれだと、秋にも智歯周囲炎の患者
さんが増えてもおかしくないはずです。
梅雨特有といえば雨、湿度が高くなるとカビのように歯ぐきでも菌が
繁殖するのでしょうか・・?
夏へと移行するこの時期、
歯周病持ちの方は体調管理と、一層の口腔ケアを心がけて下さい。
投稿日:2013年6月21日 カテゴリー:ブログ